インフルエンザ

予防接種を受けられない方・注意が必要な方

以下の条件に該当する方は、予防接種を控えるか、注意が必要です。

• 37.5℃以上の熱がある
• 重い急性疾患を発症している
• 心臓病、腎臓病、肝臓病、血液疾患などで治療中
• ワクチン成分（鶏卵や安定剤など）にアレルギーがある
• 予防接種後に発熱や発疹、蕁麻疹などのアレルギー反応が出たことがある
• 過去に痙攣を起こしたことがある
• 免疫不全の診断を受けたことがある、または先天性免疫不全の血縁者がいる

※これらに該当するか不明な場合、または判断が難しい場合は、気軽にご相談ください。

インフルエンザとは

インフルエンザは、インフルエンザウイルスに感染することで発症する急性の呼吸器感染症です。主な症状には、38℃以上の高熱、頭痛、筋肉痛、関節痛、寒気、喉の痛み、咳、鼻水などが含まれます。特に子どもや高齢者、免疫力が低下している人々は重症化しやすく、子どもでは中耳炎や痙攣、急性脳炎、高齢者では肺炎などの合併症が見られることがあります​
インフルエンザウイルスは毎年変異するため、予防接種は毎年受けることが推奨されます。ワクチンは感染そのものを完全に防ぐわけではありませんが、感染後の発病や重症化を抑える効果があります。

接種時期

インフルエンザ予防には、「流行前にワクチンを接種すること」が最も効果的です。
日本ではインフルエンザは主に12月から翌年3月にかけて流行するため、その時期に合わせて10月下旬から12月中旬までに接種を受けることを推奨しています。ワクチン接種後、免疫ができるまでに約2週間かかり、効果は約5ヶ月間持続します。