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大腸カメラ検査

大腸カメラ検査(下部消化管内視鏡検査)について

大腸カメラ検査(下部消化管内視鏡検査)は、カメラ付きのスコープを肛門から挿入し、大腸粘膜の詳細な観察を行う検査です。この検査は、大腸がんの早期発見に非常に有効であり、他にも潰瘍性大腸炎やクローン病などの大腸疾患の診断にも用いられます。大腸がんは早期に発見できれば、心身の負担が少なく治療・完治が可能な疾患です。しかし、初期段階では自覚症状がほとんどないため、早期発見が難しい病気でもあります。当院では、切除可能な大きさのポリープが発見された場合、その場で切除が可能です。ポリープの切除によって、将来の大腸がんリスクを大幅に減少させることができます。また、ポリープの切除に入院は必要なく、その日のうちに帰宅いただけます。

当院の大腸カメラ検査の特徴

特徴1 専門医による大腸カメラ検査

当院では、内視鏡専門医が大腸カメラの検査を行います。専門医が最新の機器を使用し、正確かつ緻密な検査を短時間で実施します。ポリープが発見された場合、サイズや形状を詳細に観察し、適切に切除します。細やかな配慮と確かな技術により、検査時の苦痛や不快感を軽減します。

特徴2 鎮静剤を使用

大腸カメラ検査に対する恐怖感や不安感を軽減するため、当院では鎮静剤を使用した検査を提供しています。鎮静剤により、眠っているような状態でリラックスして検査を受けることができ、検査時間も短縮されます。鎮静剤使用後は、当日はバイクや車、自転車の運転を控えてください。

特徴3 最新鋭の『EVIS EXERA Ⅲ』を導入

当院で導入している『EVIS EXERA Ⅲ』は最新鋭の内視鏡システムで、デジタルハイビジョン技術により鮮明に画像を抽出できるため、微細な病変の詳細な観察が可能です。
大腸がんの早期発見や異常組織の発見などさまざまな病変や症状に対応できる内視鏡システムです。

特徴4 大腸ポリープの日帰り切除手術

大腸ポリープを放置すると大腸がんにつながるリスクがあるため、見つかった場合は切除がお勧めです。当院ではポリープの形状や大きさを詳しく観察し、必要に応じてその場で切除手術を行うことができます。手術後はその日に帰宅いただけますが、ポリープの大きさや数によっては入院が必要な場合もあります。その際には高度医療機関との連携を行い、適切な治療を受けられるようにしています。

特徴5 二酸化炭素送気の使用

大腸カメラ検査では、大腸のヒダやシワを伸ばすために気体を注入します。当院では一般的な空気ではなく、吸収が早い炭酸ガスを使用しています。これにより、検査後のお腹の張りを軽減し、患者様の不快感を最小限に抑えるようにしています。

特徴6 胃カメラと大腸カメラの同日検査

当院では、忙しい方のために胃カメラと大腸カメラの同日検査が可能です。40歳を過ぎると胃がんや大腸がんのリスクが高まるため、定期的な検査が推奨されます。医師の判断により同日検査が可能ですので、ご相談ください。

特徴7 土曜の大腸カメラ検査可能

平日に時間が取れない方のために、当院では土曜にも大腸カメラ検査を行っています。お仕事や家事で忙しい方も、土曜に検査を受けることができますので、お気軽にご相談ください。

大腸カメラ検査を受けるタイミング

大腸がんは大腸ポリープを長期間放置することで発症することが多いです。そのため、40代から定期的に大腸カメラ検査を受けることが推奨されます。特に家族に大腸ポリープや大腸がんの方がいる場合は、40歳前からの検査が望ましいです。健康診断での便潜血検査では出血の有無しか分からず、大腸がんや大腸ポリープの早期発見には大腸カメラ検査が必要です。大腸ポリープは見つかったその場で切除手術を行うことができ、その場合医師の判断により入院も不要で負担が少ないのが特徴です。

大腸カメラ検査を早めに受けた方がいい方

  • 40代以上で一度も大腸カメラ検査を受けたことがない方
  • 便に血液や粘液が混じっていると感じる方
  • 便秘や下痢を繰り返している方
  • お腹がよく痛くなる方
  • 便通が以前と比べて変化している方
  • 便の太さが細くなったと感じる方
  • 排便時に血が出る方
  • 便が赤いように感じる方
  • 貧血気味と言われたことがある方
  • 便潜血検査で陽性だった方
  • 過去に大腸ポリープが見つかり、切除したことがある方

大腸カメラ検査の流れ

1検査前日

夕食:軽めの食事を取り、21時以降は食事を控えてください。繊維の多い食事は消化に悪く大腸に残りやすいため、前日の摂取は避けてください。
検査食:ご希望があれば検査食(1,500円税込)をご用意しますので、診察時にお申し付けください。

2検査当日の朝

朝食:水やお茶のみで、食べ物の摂取は控えてください。
薬の服用:医師から指示があった場合は常用薬の服用を中止してください。
下剤の服用:検査の4時間以上前に下剤を服用してください。
来院:検査の30分前にはご来院ください。

3来院後

受付と確認:来院後、便の状態を確認します。
前処置:点滴をし、鎮痛剤や鎮静剤、腸の蠕動運動を抑える薬を注入します。
検査:検査は約20〜30分で終了します。病変が発見された場合、生検や切除を行う場合があります。

4検査終了後

休息:鎮静剤を使用した場合は、目が覚めるまで休んでいただきます。目が覚めた後に検査結果の説明を行います。
食事と水分補給:観察のみで終わった場合は検査後2時間で水分補給や食事が可能です。ただし、生検やポリープ切除を行った場合は、飲食は検査後3時間以上控えていただく必要があります。ポリープの切除後は、激しい運動や長風呂、遠出、アルコールや刺激物の摂取は7日間控えてください。

検査費用

検査内容 1割負担の方 3割負担の方
大腸内視鏡検査のみ 約2,500円(税込) 約7,500円(税込)
大腸内視鏡+病理組織検査

約5,000円~7,000円(税込)

約11,000円~22,000円(税込)

日帰り大腸ポリープ切除 約7,000円~10,000円(税込) 約20,000円~25,000円(税込)